2011年05月05日 木曜日|カテゴリー:
行事
4月28日に、全学年で北九ウォークが行われました。
1年生 帆柱連山登山
1年生は帆柱連山に挑みました。朝の天気は曇りで風が強く、肌寒く感じました。集合は8時半でしたが、早めに大学に集合した生徒は、これから登山だというのに、全力で鬼ごっこをしていました。8時半からの出発式では、実行委員が進行を務め、諸注意や体操を行いました。8:50に大学を出発しました。大学から登山口まではとても急な坂を上りました。登山口からは、山道を歩きました。森の中のひんやりとした空気を感じながら花尾山を目指して歩き続けました。花尾山頂の近くは、急な斜面や狭い分かれ道の通路などがあり、かつて花尾城があったことを感じさせる地形でした。
10時過ぎに花尾山の山頂に到着すると、生徒は一斉に北九州の景色を見ていました。山頂で食べる飴やチョコレートはいつもよりおいしかったようです。15分ほど休憩して、次の帆柱山へ出発しました。帆柱山への道は歩きやすかったものの、山頂まで残り500mの標識をすぎてからの「心臓破りの階段」に苦しみました。そして何とか11時過ぎに帆柱山頂に到着しました。体調の悪い生徒もいましたが、本当に頑張りました。花尾山より標高の高い帆柱山からは、八幡西区と東区、そして最終目的地の皿倉山がきれいに見えました。
帆柱山を出発し、皿倉平を経て、12:15頃に皿倉山の山頂に到着しました。山頂が近くなると、最後の力を振り絞って走り出す生徒もいました。皿倉山頂は、風が強く、震えながら昼食をとる生徒もいました。昼食を食べ終わった生徒は、何と鬼ごっこ!中学生の若いパワーを感じました。帰りは車道を歩きました。車道は歩きやすいので、帰りは友達との話もはずんだようです。
14:40頃に大学に到着すると、さすがに疲れていたようで、鬼ごっこを始める生徒は一人もいませんでした。拡声器はありませんでしたが、実行委員は大きな声で解散式を進行することができました。この登山を通して、実行委員として人前に立つ経験、苦しいことに立ち向かっていく気持ち、友達や先生とのふれあいなど、それぞれが貴重な体験をしました。学校行事という、教室とは異なる環境で感じたものは、ずっと心と体に残るものです。その後の筋肉痛には苦しみましたが、実りある、とても楽しい北九ウォークでした。
2年生 足立・小文字山登山
2年生は、足立山・小文字山を登りました。前日の天候が悪く心配でしたが、当日は晴れ渡り、無事登ることができました。昨年は、北九ウォークでは花尾山・帆柱山・皿倉山の3つを、自然体験教室では英彦山を制覇しました。今年はさらに、足立山・小文字山への挑戦です。これで、6つの山を制覇することになります。
今回の登山の目的は『体力向上・忍耐強い精神力を養う』、『班員との絆を深める』、『北九州が自然と都市が共存している他に類を見ない地域であることを再確認する』ことです。険しい道も多く、足を滑らせる生徒も多かったですが、さすが2年生、元気よく『大丈夫です!!』と笑って答える姿に逞しさを感じました。また、危ない所は声を掛け合い、手を差し出す光景も多く見られました。
今回の足立山から小文字山までのルートは、安全で景観の良いできたてホヤホヤの道を歩きました。できて間もない道を歩くことによって踏み固め、ちょっぴり道作りに協力した気分で歩いていたようです。
小文字山頂の眺めは絶景で、そこでみんな美味しそうにお弁当を食べていました。山頂は少し風が強く、肌寒かったのですが、そんなのを吹き飛ばすぐらい元気いっぱいでした。
下山後は大きな怪我もなく、登山で友達との絆をより深め、険しい山を登った達成感や充実感で満ちた表情をしていました。
3,4年生 長崎街道ウォーク
3年生、4年生は長崎街道ウォークを実施しました。長崎街道とは、江戸時代に外国に開かれていた長崎から小倉までつながっていた重要な脇街道なのです。本校はこの長崎街道のうち、八幡西区木屋瀬から小倉北区の勝山公園までの約25kmをかつてのルートを参考にし、北九州の歴史を感じながら歩きました。
今年度の長崎街道ウォークは大変歩く速度が早く、3年男子全員が出発から6時間以内にゴールしました。また他の生徒も1人の脱落者もなく全員無事ゴールすることができました。この長崎街道ウォーク、本来最後の班がゴールするまで全員で待つのですが、長時間歩いたことで汗をかき、またこの日の気温が低く、非常に肌寒く感じたので残念ながら最後の2班が戻ってくる前に解散しました。ただ最後の2班も最後まで一生懸命に歩くことができました。この長崎街道ウォークを通して生徒の成長も感じることができたと思います。
5年生 長府歴史学習
5年生は、山口県下関市長府まで歴史学習へ行ってきました。
長府の町では、班毎の計画に基づき、国宝のある功山寺や学問の神様の乃木神社などを散策しました。中には、毛利邸で、お抹茶を頂き風流な時間を過ごした班もありました。
6年生 太宰府合格祈願
6学年は九州国立博物館と太宰府天満宮へ行ってきました。
大型バスにみんなで乗り込み、天気にも恵まれて気分はピクニック。
九州国立博物館の特別展では隠元和尚で有名な「黄檗」でした。
隠元和尚は,インゲン豆を日本に伝えた方で有名です。60代で中国から日本にやって来たというから驚きです。黄檗宗の仏像や,巻物をみて、一同うっとり(?)しました。
博物館を見学した後は、太宰府天満宮へ。
全員が絵馬に希望進路の実現を祈願し、学問の神様からのご利益をいただいてきました。
もちろん最後は梅ヶ枝餅。家族にお土産として買って帰る者、
たくさんある梅ヶ枝餅屋をはしごする者、梅塩ラーメンなるものに舌鼓を打つ者などなど、参道を満喫してきました。