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行事
2012年07月12日 木曜日|カテゴリー:
行事
学術体験教室
大学とはどのようなところか、また大学で学ぶということはどういうことかを知るべく、3年では毎年「学術体験教室」を行っています。今年は2つの大学にご協力いただくことができました。今日はその第1弾として文系大学の九州国際大学へ。九国大は、1年生のときから音楽祭や勉強合宿などでお世話になっているところ。しかし、大学の先生に教わるのは初めてです。
1限目は国際関係学部の藤井先生の授業。「国際社会をゲームで考える」というテーマでした。その中で「貿易ゲーム」をやりました。与えられた紙、定規、はさみ、コンパス、鉛筆などを使って、決められた形をつくり、マーケットで売ります。しかし、与えられる材料は班ごとにバラバラ。紙ばかりがたくさん入っている班、道具や資金が豊富な班、紙も道具もほとんどない班...。それぞれが、「発展途上国」「先進国」などを表していたのですね。
貿易ゲームをやってみよう!
製品を作成中
他の班と取引
マーケットで「この製品、買ってください!」
みんなは1位になるために、いろんな取引をしたけれど、真の国際協力とは?みんなが幸せになるためにどんな方法がある?そんなことを学ぶことができました。
2限目は経済学部から宇都宮先生と村田先生の授業。宇都宮先生は「海賊の経済学」というテーマで、歴史を学ぶことの意味を教えてくださいました。「より良い未来を選択するヒントを探る」ために過去を知る。過去と対話する能力をつけていこう!先生のバリバリの関西弁に、みんな魅了されていたようです!!
歴史はおもろいでぇ~!
授業後も先生に質問!
マンガ「ワンピース」をからめながら、海賊がいかに経済力を持つようになったかなども解説してくださいました。大変興味深い内容でした。 村田先生は、「幸せになるための働き方」というテーマ。最初に「みなさんは好きな人がいますか?好きな人に『結婚してください』と言われたらどうしますか?」と先生に聞かれ、女の子はなんだかニヤニヤしていました。結婚するにはとてもお金がかかる。そのお金を得るには月にいくら貯めなければならない?そのためにはどういう働き方をするべき?将来について深く考えさせられる授業でしたね。
「好きな人はいますか?」
毎月何万貯金すれば結婚できる?
3限目は法学部の吉村先生が「刑事裁判」の模擬裁判をしてくださいました。九国大には法廷教室があって、ここで実際と同じように裁判を学ぶことができるんですね。3年生の6名が、「弁護人」と「検察官」に分かれて被告人や証人を尋問。「異議あり!」のセリフ、かっこよかったですね!
ここが法廷教室です
みんな真剣です
検察側
弁護側
「人を裁く」とはどういうことなのか。人を裁くためには多くの価値観を知る必要があります。弁護士や検察官はかっこよく見えるけれど、とても大変な仕事なのだと実感しました。本来ならば多くの時間が必要な模擬裁判を、短い時間で体験させてくださいました。協力してくださった九国大の学生のみなさんもとても親しみやすく、中学生をよくサポートしてくれました。
通常の授業もあるなかで、わたしたちのために授業してくださった先生方、本当にありがとうございました。