2010年04月18日 日曜日|カテゴリー: 行事
4月17日(土)に中学1年生を中心として、「中学生のための心肺蘇生法 ~チームで学び・チームで考える~」というテーマで、講師に救急救命九州研究所教授の郡山一明先生と、北九州市消防局の皆さんをお招きし講習会が行われました。
昨年度講習を受けた2年生を各班のリーダーにして講義と実技が進められました。
郡山先生の「We are team mate!」(九国付中の仲間として助け合う)という合言葉で講義が始まりました。郡山先生の「人間だけが意識して人を助けることができる」という言葉に生徒達は自分の必要性を感じ意欲的に実践を重ねていきました。郡山先生の言葉は生徒を引き付け、やる気にさせる魔法の言葉です。
「講習会が終わった後は、人を助けることが出来るかっこいい自分に変わっているはずだ」
「一人を助けると、家族や友達など100人が喜ぶ」
「何でも自らワザワザ参加しないと身に付かないよ」
「いいよ、いいよ。凄いね」
生徒達はいつの間にか恥ずかしさも忘れ、みるみるうちに積極的な姿に変わります。講習会の3時間は「アッ」という間に過ぎました。
生徒全員が以下のことを全部できるようになり、全員が資格証を頂きました。
1.意識の確認 | 大丈夫ですか?大丈夫ですか? |
2.応援の依頼 (AEDを持ってくる、119番に電話する) |
誰か来て下さい!! |
3.気道確保 | おでこを押さえて、あごを上げる。 |
4.呼吸の確認 (口元に耳を当てる・胸のふくらみの確認) |
息をしていない・・・。 |
5.人工呼吸 (2回息を吹き込む) |
口を大きくあけて! |
6.胸骨圧迫 (圧迫の位置・手の動き・体勢) |
アンパンマンマーチのリズムで30回!! |
7.AEDの使用 | 右胸と左わきばらに。 |
この講習会は2回目になりますが、昨年度講習を受けた2年生がリーダーとして班員全員に自らが見本となり正確に・的確な指導を堂々としてくれたお陰でとても良い雰囲気で1年生は参加できたと思います。2年生の先輩がとても逞しく見えました。来年は1年生が後輩をリードする番です。今年の2年生のように立派にリードできることを願ってます。
最後に、この講習会で心肺蘇生法の重要性と、傍観者になるのではなく、勇気を持って行動することの大切さを学ぶことができました。
とても素晴らしい講習会でした。
郡山先生・消防署の方々に感謝いたします。ありがとうございました。