九州国際大学付属中学校

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2009年12月18日 金曜日|カテゴリー: 行事

創立10周年記念音楽祭

12月12日(土)に、響ホールにて創立10周年記念式典にひきつづき、創立10周年記念音楽祭が行われました。

第一部 クラス合唱コンクール

一週間前のリハーサルとは全然違う、普段あまり見せない真剣な表情が見られました。どのクラスも指揮者を見て、口を開け、声に気持ちがこもっていました。トップバッターの1年生は、他の学年よりも人数が少ないながら、緊張を跳ね返す歌声を披露しました。2年生は、これまで培ったチームワークと団結力で、素晴らしい歌声を披露しました。3年生は、中学生として最後の音楽祭で全力を尽くしました。どのクラスも素晴らしく、高校生の中には、歌を聞いて、中学生の頃を思い出して涙を流す生徒もいました。クラス全員の真剣な取り組みが、客席に感動を運びました。


見事金賞に輝いたのは、2Aでした!


金賞 2年A組
課題曲:鐘が鳴り渡る日
自由曲:COSMOS

第二部 個人発表・特別演奏

二部は、個人発表でした。舞台裏では緊張を隠しきれない様子でした。しかし、名前を呼ばれてステージに向かう後姿は堂々としていました。人前で演奏を披露することは、大きなプレッシャーがかかります。しかし、響ホールという素晴らしい舞台で演奏を終えると、皆とても良い顔をして、舞台裏に戻ってきました。その顔が何より素敵でした。



第三部 創立10周年記念ステージ

三部は、客演の部です。毎年、いろいろなジャンルの演奏家をお招きして、プロに触れる機会を大切にしています。今年度は創立10周年記念ということで、本校校歌の作詞・作曲者である大内義昭さんをお招きしました。 デュエット「愛が生まれる日」のひとりバージョンから始まり、オペラ歌手の中村郁恵さんとのデュエット、そして本校音楽部とのコラボなど、とても楽しいステージになりました。ラストの曲は、10周年記念企画として大内さんから提案していただいたものです。音楽祭に寄せる想いを在校生・卒業生・教職員から募集し、本校生徒が詩にまとめ、曲をつけました。10周年記念の詩「響き渡るハーモニー」を大内さんにいっしょに演奏に加わっていただき、本校音楽部の生徒が熱唱しました。とても素敵な曲で、また、どこかで披露したいと思います。ここをクリックすると聴くことができます。

   


第四部 全体合唱

四部は、全体合唱です。本校「勇気の風」を大内さんに演奏に加わっていただき全6学年=総勢300人で合唱しました。また、2曲目は代々歌い継がれている「大地讃頌」を大合唱。響ホールが震えるほどの感動でいっぱいになりました。



「勇気の風」と「大地讃頌」


九州国際大学付属中学校音楽担当
吉村 章子

開校十周年を記念したCDの作成にあたって編集のためリストアップされる中に、私が是非入れてほしいと希望したものがありました。
それは、一期生が初々しい声で歌っている校歌「勇気の風」でした。
音楽祭は一流のホールでという学校の方針から選ばれた、本格的な音楽ホール「響ホール」に圧倒されながらも、この一期生わずか七十名の彼ら彼女らが見事に音楽祭の礎を築いてくれました。そうした感謝の想いから、どうしてもこの可愛い歌声を加えてほしかったのです。
この一期生が三年生になり、声に幅が出てきた三回目から「大地讃頌」を全体合唱に取り入れ毎回歌い継いできています。
そして、今年で十回目を迎えた記念の音楽祭では、高校・中学六学年三百余名の全体合唱が実現することになりました。
校歌「勇気の風」では、この曲の作詞・作曲者で今回の客演でもある大内義昭氏と共に二部合唱を披露しました。
「大地讃頌」は、重厚さが増したハーモニーで私の望むとおりに歌い上げ、感動の余韻を残しながら音楽会を締めくくる演奏となりました。
最後に、生徒の感想を少々。
「先生、うちの校歌ってすごいよね。いろんな歌い方ができるし、オーケストラもよかったし、それぞれなんかいいよね!」
「高校生の声って、すごいね!」
「今日は少しうらやましかったです。僕たちもこんな経験がしたかった。」(一期生の感想)
今回は、私にとってもたいへん貴重な経験をさせていただき、心から感謝いたしております。いつかまた、このような日が来ることを信じて新たな気持ちで、来春の新入生の可愛い歌声を待ちたいと思います。ありがとうございました。